チョコレートの脳効果!仕事や勉強をはかどらせるチョコの実力とは?

チョコレートは脳に効果があるの?

 

こんにちは、おっちーです(^^)

 

なかなか頭に入らない、頭が回らない。

脳が活性化せず、仕事や勉強がはかどらないときってありますよね。

 

そこでオススメしたいのがチョコレート♪🍫

チョコレートは脳を活性化させ、記憶力を高めたり、頭が回るようになると言われています。

 

でも、これって本当なのでしょうか?

なぜ、チョコレートは脳に効果があるのか?

 

そこで、今回のテーマはチョコレートは脳に効果があるの?問題について取り組みます。

 

この「チョコレートは脳に効果があるの?問題」をハッキリさせるために、論文を11本熟読しました。

徹底的に調査したことを要約して、あなたにお届けしましょう。

 

この記事では、

  • チョコレートは脳に効果があるのか本当のところ
  • 仕事や勉強がはかどるチョコレートの食べ方
  • チョコレートが脳に効果を与えるメカニズム

について詳しく解説しています。

 

これを読めば、あなたはチョコレートが脳に効果があるのか本当のところがわかり、チョコと上手に付き合うことで認知機能が高まり仕事や勉強がはかどるようになるでしょう。

 

それではいってみましょう!(๑•̀ㅂ•́)و✧

チョコレートは脳に効果があるの?

結論から入ります。

チョコレートは脳に効果があります!

 

なぜなら、チョコレートが脳に効果があるとする研究が多数あるからです。

チョコレートが脳に効果があるとする実際の研究事例

では、実際にチョコレートが脳に効果があるとする実際の研究事例をご紹介しましょう。

 

下記は、チョコレートが認知機能を高めるかどうかを調査したシステマティックレビューです。

認知機能とは、「知覚・判断・想像・推論・決定・記憶・言語理解」のことを指し、「認知機能が向上する=脳に効果がある」とご理解ください。

参考:認知機能および気分に対するチョコレートの効果:システマティックレビュー(2013年10月)

チョコレートまたはその成分が認知機能および/または気分に影響を与えるかどうかを評価するために、システマティックレビューを実施した。

チョコレートまたはその成分が気分に及ぼす影響については、8つの研究(6つの論文)が包含基準を満たし、そのうち5つの研究で気分状態の改善またはネガティブな気分の減衰が認められた。

認知機能に関しては、8つの研究(6つの論文)が組み入れ基準を満たし、そのうち3つの研究で認知機能向上の明確な証拠が示されました(ココアフラバノールとメチルキサンチンに続く)。

2件の研究では、行動上の効果は認められなかったが、脳の活性化パターンに有意な変化が確認された。

 

結論は、”チョコレートが認知機能を向上させる明確な証拠がある”ということでした。

 

このシステマティックレビュー以外にも、チョコレート(=ココア)が認知機能を向上させると結論づけるシステマティックレビューがいくつかあります。

参考:ココアおよびココア製品の若年層における認知機能への影響について(2020年11月)

本研究の目的は、若年成人の認知機能と脳の健康に対するココア投与の急性および慢性的な効果に関する知見をまとめることであった

子供と若年成人(平均年齢≦25歳)の認知能力に対するココアの役割を調査した、合計366人が参加した11の介入研究が最終的に選択された。

個々の研究から得られた知見は、急性および慢性のココア摂取が、いくつかの認知的アウトカムにプラスの効果をもたらすことを確認している。

急性摂取後、これらの有益な効果は、脳血流または脳血中酸素濃度の上昇を伴うと思われる。

若年成人においてココアフラバノールを慢性的に摂取した場合、認知機能の向上とニューロトロフィンの増加が確認されました。
※ココアフラバノール=カカオポリフェノール

このシステマティックレビューは、認知機能と神経可塑性に対するココアフラバノールの有益な効果をさらに支持し、そのような効果が成人期初期にも可能であることを示している。

 

参考:チョコレートとカカオ由来の生体分子による加齢に伴う脳認知の改善について(2022年7月)

認知機能の低下は、高齢者によく見られる問題であり、血管性認知症やアルツハイマー病などの神経認知疾患によって悪化することが多く、人々の生活に大きな影響を与え、医療制度にも大きな負担を与えている。

現在、治療法は確立されておらず、一般的に行われている治療は、認知機能の低下の進行を抑制することを目的としています。

認知機能の低下に対する有効な薬物療法がないため、認知機能の低下を予防・抑制する食事や栄養補助食品の使用など、生活習慣への介入が模索されています。

ココアとチョコレートは、カカオ豆に由来する食品であり、国民に一般的に使用され、良好な受容性を有している。

このレビューの目的は、高齢者におけるチョコレートとココア(または由来する分子)の神経保護効果に関する現在の実験的証拠を収集することでした。

文献のシステマティックレビューから、9件の観察研究と10件の介入研究が選ばれ、ココアに含まれる生体分子は、適切な量と治療期間で提供されれば、認知機能低下を管理するための有望な手段となり得ることが示唆されました。

 

 

システマティックレビューとは、文献をくまなく調査し、ランダム化比較試験のような質の高い研究データを出版バイアスの偏りを限りなく除き、分析する手法です。

システマティックレビューは、メタアナリシスと同等にエビデンス(証拠)の強度は非常に高いものになっています。

エビデンスの強度
エビデンスの強度(出典:Wikipedia)

 

上記にあげたシステマティックレビューでは、チョコレートは認知機能を向上させる、または認知機能の低下を予防するという結論になっています。

認知機能とは、知覚、判断、想像、推論、決定、記憶、言語理解の能力のこと。

 

つまり、チョコレートは記憶力を高め、頭が回るようになるということです。

 

仕事や勉強がはかどるチョコレートの食べ方

チョコレートが脳に効果があり、記憶力を高めて、頭が回るようになることがわかりました。

記憶力や頭が回れば、仕事や勉強がはかどるというもの。

 

では、仕事や勉強がはかどるチョコレートの食べ方ってどうすればいいのでしょうか?

ここでは、そんな疑問にお答えしたいと思います。

 

まず、チョコレートの種類ですが、ミルクチョコレートではなくダークチョコレートを選ぶとよいでしょう。

理想は、カカオ70%以上のハイカカオチョコレートです。

 

なぜなら、後述しますがカカオに含まれるカカオポリフェノールが、チョコの認知機能を高めるメカニズムを支えているからです。

 

で、オススメのハイカカオチョコレートはこちら。

 

こちらの商品なら、1枚につき147mgのカカオポリフェノールが含まれています。

カカオポリフェノールは、1日に約500〜900mgを摂取することで認知機能が改善されることがわかっています。

チョコレートとカカオ由来の生体分子による加齢に伴う脳認知の改善について(2022年7月)

このレビューでは、介入研究(ランダム化比較試験)において、処理速度、実行機能、ワーキングメモリの主な改善は、約500~900mgのフラバノールを含むココア飲料を摂取したときに観察されました。

 

また、このレビューに含まれる介入研究(ランダム化比較)では、1〜2ヶ月、毎日チョコレートを食べるようにデザインされていました。

よって、上記の商品を1〜2ヶ月、毎日3.5枚以上食べれば、記憶力が高まり頭が回るようになるでしょう。

 

そして、カカオポリフェノールはチョコレートを食べてから2〜3時間後にピークに達するとのこと。

参考:ココアおよびココア製品の若年層における認知機能への影響について(2020年11月)

エピカテキン(カカオポリフェノール)は、ヒトの消化器官で容易に吸収され、血漿濃度は摂取後2~3時間でピークに達します。

循環するエピカテキン濃度のかなりの割合が血液脳関門を通過して脳に直接作用する能力を持ち、認知機能の強化につながる可能性があります [29].

 

もし、「ここ一番!」という大事な局面を迎えるときは、2〜3時間前に上記の商品を3.5枚以上食べることで、頭の回転パフォーマンスをピークに持っていくことができるでしょう。

※受験生で試験を迎えるときは、2〜3時間前にチョコレートを食べるのがオススメ!

 

チョコレートが脳に効果を与えるメカニズム

チョコレートは、脳に効果があり、記憶力を高めて頭が回るようになることで、仕事や勉強をはかどらせてくれます。

 

では、なぜチョコレートは脳に効果があるのでしょうか?

そのメカニズムを解説します。

 

ポイントは、

  • カカオポリフェノール
  • ブドウ糖(グルコース)

の2つです。

※テオブロミンも可能性としてありますが、まだ不明な点が多く除外しました。

カカオポリフェノール

チョコレートのカカオポリフェノールは、脳を活性化させ認知機能を高める働きがあります。

カカオポリフェノールとは、フラバノール(エピカテキン、カテキン、プロシアニジン)フラボノール(ケルセチン)といったポリフェノールをひとくくりにした総称です。

 

で、このカカオポリフェノールが、

  • 脳の血流を増やして脳を活性化させる
  • 「BDNF(脳由来神経栄養因子)」を増やす

といった働きで認知機能を向上させます。

脳の血流を増やして脳を活性化させる

脳の血流が増えると、脳への酸素供給、神経細胞へのブドウ糖(グルコース)の供給、老廃物の排泄など脳を活性化させることになります。

特にブドウ糖(グルコース)は脳の唯一のエネルギー源であり、これが脳のグリア細胞に供給されると、脳神経が活発になり認知機能が向上します。

 

で、カカオポリフェノールは血管を柔らかくすることで柔軟性や弾力性が向上し、血流を増やしてくれます。

健康美学

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カカオポリフェノールの働きで、脳の血管が柔らかくなることで血流が増す。

すると、脳のエネルギー源であるブドウ糖(グルコース)が供給され、脳神経の活動が活発になり認知機能が向上します。

参考:ココアおよびココア製品の若年層における認知機能への影響について(2020年11月)

ココアフラバノール(カカオポリフェノール)は、末梢だけでなく中枢神経系においても、加齢に伴う内皮(血管)機能の低下に対抗するのに有用であると考えられる[54,57]。

十分な脳血流(CBF)は、酸素供給、老廃物代謝物の排泄、神経細胞へのグルコース分配に重要である。

代謝基質がより多く利用できるようになれば、神経認知機能を高めることができる[61]。

「BDNF(脳由来神経栄養因子)」を増やす

「BDNF(脳由来神経栄養因子)」とは、神経細胞の生存、成長、シナプス機能の増強など、脳における神経細胞の成長に必要不可欠なたんぱく質のことです。

 

人は、加齢とともにBDNFが減少し、これが認知機能の低下や認知行動障害、記憶障害の原因となります。

また、うつ病もや統合失調症もBDNFが減少することが起因する可能性もある

 

で、下記の研究では、カカオポリフェノールがBDNFを増加させ認知機能を向上させたと報告しています。

参考:高フラボノイドの摂取は、血清脳由来神経栄養因子の変化と関連した認知機能の改善をもたらす: 2つの無作為化比較試験(2016年10月)

【目的】
フラボノイド摂取後の血清脳由来神経栄養因子(BDNF)の変化とヒトの認知能力の変化との関連性を調査すること。

【方法】
高齢の男女コホート(62~75歳)を対象に高フラバノールココア飲料(総フラバノール量494mg)と低フラバノールココア飲料(総フラバノール量23mg)を12週間摂取することで介入させた。
※「フラバノール=カカオポリフェノール」

【結果】
血清BDNF値は65歳まで直線的に増加し、それ以降はBDNF値が著しく低下することがわかった。

ベースライン時、血清BDNF値が高いほど、血清BDNF値が低い人に比べて、グローバル認知スコアが有意に良好であることが示されました。

12週間のフラバノール介入により、血清BDNFが有意に増加し(p = <0.001)、その増加はグローバル認知パフォーマンスの改善と相関した。

【結論】
ココアフラバノールによって誘発されたグローバルな認知能力の向上は、同時に血清BDNFレベルの変化と並行しており、フラボノイドによる認知能力の向上におけるBDNFの役割を示唆している。

さらに、血清BDNFレベルが認知機能のバイオマーカーである可能性を示唆するデータを提供する。

 

以上のことから、カカオポリフェノールは「BDNF(脳由来神経栄養因子)」を増加させ認知機能が向上します。

ブドウ糖(グルコース)

チョコレートには、糖質が含まれています。

糖質で代表されるのが、ブドウ糖(グルコース)。

 

生物は、このブドウ糖(グルコース)を摂取するから生きることができているのです。

 

生物が生きていくためには、細胞が動く必要があります。

そして、この細胞を動かしているエネルギーの源が、ATP(アデノシン三リン酸)。

ATPは、筋肉の収縮、細胞の増殖、たんぱく質の合成、脳の神経細胞の活動を支えるエネルギー通貨とも呼ばれています。

ダイエット学

こんにちは、おっちーです^^今回も必ずやせて-10歳の健康美を手に入れるための「ダイエットの基礎知識」を学んでいきます。 前回は「飽食の時代」というテーマで、日本食から欧米食に変化したことにより、わたしたち[…]

 

ATPは、ブドウ糖(グルコース)から「①解糖系、②クエン酸回路(TCA回路)、③電子伝達系」の代謝を通じて獲得されます。

 

で、脳の唯一のエネルギー源が、ATPの源泉であるブドウ糖(グルコース)なんです。

 

脳の血管には、非常に多くのブドウ糖(グルコース)の輸送体が存在しており、そこでブドウ糖(グルコース)が、脳の血管周辺にあるグリア細胞に取り込まれてATPが生産されます。

生産されたATPは、グリア細胞を活性化させ、脳の神経に栄養「グルタミン酸」を与えます。

※アミノ酸であるグルタミン酸は、脳など中枢神経の主要な神経伝達物質です。

 

脳のグリア細胞が活性化することで、脳の神経活動が活発になる。

つまり、ブドウ糖(グルコース)を摂取すると、記憶力が高まり、その効果は血糖値が高くなるほど有効になります。

参考:脳の栄養〜ブドウ糖とトリプトファンを中心として〜(独立行政法人農畜産業振興機構)

脳におけるブドウ糖の輸送の仕組み

 

よって、チョコレートの糖質は脳を活性化させ、認知機能を高めることになります。

※糖質であれば、なんでも(白米、砂糖、etc)脳を活性化させ認知機能を高めてくれます。

 

以上、チョコレートは脳に効果があるの?問題について解説しました。

 

再度、結論を申し上げると、

チョコレートは脳に効果があります!

 

チョコレートは、脳を活性化させることで記憶力を高め、頭が回るようになります。

その結果、仕事や勉強がはかどるようになるでしょう。

 

まとめ

最後にもう一度内容を確認しましょう。

  • いくつかのシステマティックレビューでは、チョコレートは脳に効果があり認知機能「知覚・判断・想像・推論・決定・記憶・言語理解能力」を向上させると結論づけている
  • 脳を活性化させ、仕事や勉強をはかどらせるオススメのチョコレートはハイカカオチョコレート
  • 86%のハイカカオチョコレートを毎日3.5枚以上、1〜2ヶ月食べることで記憶力が高まり頭が回るようになる
  • 「ここ一番!」という大事な局面を迎えるとき、2〜3時間前にハイカカオチョコレートを3.5枚以上食べることで、頭の回転パフォーマンスをピークに持っていくことができる
  • チョコレートが脳に効果を与えるのはカカオポリフェノール。カカオポリフェノールは「①脳の血流を増やして脳を活性化させる、②BDNF(脳由来神経栄養因子)を増やす」といった働きで認知機能を向上させる

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回のお話で、チョコレートが脳に効果があるのか本当のところがわかり、チョコと上手に付き合うことで認知機能が高まり仕事や勉強がはかどるようになることをご理解いただけたかと思います。

 

チョコレートは、血管を柔らかくしてくれる優秀な食品です。

血管が柔らかくなれば、さまざまな病気や老化を予防し、-10歳の健康美につながるでしょう。

 

ぜひ、チョコレートをうまく活用していただければと思います。

 

今回のお話は以上です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

それではまた♪

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